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このページでは、いびきの治し方について考えています。
共に眠る人に迷惑をかけるだけでなく、身体の不調のサインとも言われる、いびき。「何とかしたい」と考えている人にとっては深刻な問題です。その治し方には、ふたつのアプローチ法があります。
いびきは現在の体調や体型、そして生活習慣改善によって、改められる場合があります。
まずは、鼻づまり。副鼻腔炎などの病気や、花粉症を含むアレルギー性鼻炎は、いびきの直接的な原因になります。
診療の結果、鼻に問題があった場合は、治療に励むことでいびきも収まるでしょう。
次に肥満。首や喉の周囲についた脂肪が発生源となっている場合、適切なダイエットでいびきは治ります。
また寝酒や喫煙は、喉の筋肉のゆるみや炎症の原因となり、いびきを誘発します。節制が良い結果を導き出すのです。
いびきをかく人や、睡眠時無呼吸症候群の患者の喉の内部は、多くのヒトが扁桃やアデノイドが肥大しています。これらを摘出することで、いびきが治ることがあります。日帰りで済む場合もありますが、鼻腔内の手術併用する場合、入院が必要です。
いびきが起こっているということは、睡眠中に酸素をうまく取り込めておらず、知らず知らずのうちに酸欠状態によるストレスを抱えている可能性が考えられます。
また、いびきの原因である口呼吸も、いびき以上の疾患のリスクを高めています。
いま、いびきを止めたいのなら、以下のような方法を検討してみましょう。
医師により、いびきの原因が睡眠時無呼吸症候群にあると診断された場合、保険適用でいびき外来に通院し、完治を目指すアプローチ法もあります。
主な内容はマウスピースの適応です。睡眠中の気道を広げ、無呼吸症候群やいびきを防止するのに役立ちます。定期検診が行われるほか、治療効果の評価も、適宜実行されるでしょう。
「いびきで病院に行くなんて…」と抵抗を感じてしまう方は、まずドラッグストアなどで簡単に入手可能な「いびき対策グッズ」を試す、という方法もあります。
その種類は比較的豊富で、口や鼻に貼るテープ、鼻に詰めるノーズコーン、そしてマウスピースなどの選択肢が用意されています。自分に合うものを試してみるだけでなく、周囲の人に効果の有無を確認してみると良いでしょう。
ただし、いびきが止まったとしても、睡眠中に十分な呼吸ができておらず体の酸素飽和度が上がってこない例も多数あるので要注意。
健康のためには、検査をおすすめします。酸素飽和度は指先にパルスオキシメーターを装着するだけで簡単に検査できます。