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このページでは、いびきの原因について詳細情報を紹介しています。
日本人男性の中でいびきをかく人は、全体の2~5割に及ぶと言われています。特に中高年男性の間で発生率は高いのですが、原因はどこにあるのでしょうか。
いびきを誘発するのは肥満や、太く短い首。男性特有の脂肪の付き方は、これらの体型を導き出しやすくなっています。またアルコールやたばこの過剰摂取も原因のひとつです。中高年男性の間には、これらの要素を満たす人が比較的多く存在するのです。
健康診断の結果を重視し、生活習慣の改善に努めることが、有効な対策となるでしょう。
女性にもいびきをかく人は数多くいます。特に更年期や閉経を迎えた中高年女性の発生率が高めとなっています。
女性ホルモンの代表格・エストロゲンの分泌が低下すると、呼吸中枢への刺激が低下するため、いびきや無呼吸症候群が引き起こされやすくなります。また上半身に肥満が発生しやすくなるため、首や喉の周囲にも脂肪がついてしまうのです。
男性同様、肥満に気をつけながら生活習慣の改善を進めていくのが、いびきをおさえる最も良い方法です。また、生まれつき小さな顎を持っている女性にもいびきは発生しやすいため、思い当たる人はより注意が必要となります。
加齢によって筋力が低下するのは男性も女性も同じです。衰えを実感しやすい足腰だけでなく、顔の表情を作る筋力も低下していきます。
いびきをおさえるには、ストレスや疲れのたまらない生活を心がけましょう。お酒を断つ必要はありませんが、習慣的に節度を持って摂取するようにしてください。
また、日常的に口呼吸をしている人は、意識的に鼻呼吸を行うようにしましょう。鼻づまりなど、満足に鼻呼吸ができない症状がある人は、まずは鼻づまりを治すことからはじめるといいでしょう。
ここで性別に関わらず、いびきをかきやすい人の特徴をおさらいしてみましょう。
緊急的対応として、仰向けを避けて眠ることでいびきを出さないようにすることは可能です。
しかし、これではいびき自体の対策のみで、いびきを発する原因の対処には至っていないので、鼻呼吸をスムーズに行える体質へと改善させたり、首周り、口周りの筋力低下を抑えるためのトレーニングを行ったりして、仰向けでもいびきをかかない体を作ることが大切です。
横向きで眠ることについては、肩が圧迫されることで四十肩・五十肩の原因ともいわれているので、仰向きで問題なく眠れることが、健やかな暮らしにつながります。
□「いびきがうるさい」と指摘されたことがある。
□健康診断でメタボリックシンドロームの傾向を注意された。
□二重顎である。
□睡眠時間は長く取っているのに、疲れが取れにくい。
□寝酒を飲む習慣がある。
□鼻炎や喉の病気などを持っている。
□起きたときに口中や喉が激しく渇き、飲み物がほしい
□夜間、トイレに何度も起きる
あてはまるものが多い人ほど、いびきの発生率も高いはず。放置せず真剣に改善を目指すことで、より良い睡眠と健康の実現を目指していきましょう。