公開日: |更新日:
このページでは、睡眠時無呼吸症候群患者の自覚症状についてまとめています。
睡眠時無呼吸症候群の主な症状は、就寝時に表れています。このため、当人がなかなか自覚に至らないケースが多いようです。
睡眠から覚めたばかりの起床時に「頭痛がある」、「疲労が取れない」、「口の中が渇いており、不快感がある」などの症状を自覚できるはずなのですが、なにぶんまだぼんやりとしている頭で感じることですから、いつの間にか忘れてしまいがち。
また「仕事が忙しくて、ストレスが溜まっているから」、「前夜にお酒を飲んだから」など、他の一般的な要因のせいにして、無呼吸症候群の可能性を疑わないというケースも考えられるでしょう。
放置した無呼吸症候群が進行すると「日中に異常なほどの眠気に襲われる」、「集中力が途切れがちで、物忘れが激しくなる」など、深刻な症状が現れることもあります。こうなると周囲からの信頼を失う、交通事故を引き起こすなどの大問題に発展する可能性も…。上記のような自覚症状がないか、いま一度よく確認するようにしてください。
「無呼吸症候群の自覚症状?眠っている時のことなんて、思い出せないよ」と投げやりになってしまう人がいます。
でも、放置するのはNG。「夜中に何度も目が覚め、トレイに行っていないか」、「気づくと寝汗をかいていることはないか」、そして「息苦しく、寝苦しい夜が続いていないか」、よく振り返ってみてください。ひとつでもあてはまるものがあれば、無呼吸症候群の可能性を疑ってみた方が良いかもしれません。
また無呼吸症候群の最たる症状は、いびきです。一般的ないびきの後に10秒程度の沈黙が続き、突然「フガッ!」という大いびきが出ているようだと、無呼吸症候群の可能性が濃厚です。
寝室を共にしている人がいる場合、いびきの様子をチェックしてもらうのが一番。もしひとりで寝ている場合は、いびきの録音が可能な無料のスマートフォンアプリなどをインストールし、自己チェックに臨んでください。