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CPAP機器は機内に持ち込めるのか、使用はできるのか、そんな疑問をお持ちのあなたに今回はぴったりな内容です。航空各社の対応にも注目!
いくつかの条件や手続きはありますが、CPAPを飛行機の中に持ち込み、使用することは可能です。
JAL、ANAともに搭乗する場合は事前に連絡し、必要に応じて届出を出しておけば、足元にバッテリーを置いての使用か、座席に備え付けられているパソコン用電源を利用しての使用が認められます(機内シートのパソコン用電源は、CPAP以外の医療機器には利用することはできません)。
最近ではビジネスクラスだけでなく、エコノミークラスでもパソコン用電源が備え付けられている座席が多くなり、CPAPも一般化してきたといえるかもしれません。
CPAP作動中の音がまわりの乗客に迷惑にならないか、という心配をする方もいらっしゃいますが、いびきや子供の叫び声にくらべれば、CPAPの音は問題になりません。
長時間飛行や機内泊の必要があるフライトの場合、CPAPを利用することに対して必要以上に遠慮せずに、機内で使用されることをおすすめします。
上述したように、事前に連絡・届出を提出すれば飛行機の中でもCPAPを利用することができます。
ここではJAL、ANA各社ホームページより、CPAPの機内への持ち込み、利用に対する対応をご紹介します。
使用されるCPAPは「電磁波干渉規格」が必要ですので、事前にプライオリティゲストセンターにご連絡ください。ご連絡をいただく際に、CPAP機器名、モデル番号、メーカー名などをお知らせください。航空旅行への適正については問題ありませんので診断書は必要ありません。
機内で使用できる機器かを確認いたしますので、事前にメーカー名、型番、サイズ、バッテリーの種類などを、おからだの不自由な方の相談デスクにご連絡ください。
さらに詳しい情報が必要な方は、各社のホームページを参考にしていただければと思います。
ちなみに、飛行機の座席に備え付けられているパソコン電源を利用したCPAPの使用は、JAL、ANAともに制限があります。
「離陸・着陸時および地上滞在中は使用できません」とありますが、他の電子機器についても同様ですので、それほど気にしなくていいかもしれません。
無呼吸症候群の治療法としてCPAPが一般的になってきていることもあり、現在は各航空会社でも飛行機の中への持ち込み・使用が可能となっています。しかし、人によっては重く場所をとってしまうCPAPを機内に持ち込むことへの抵抗や、使用中周りの目が気になるといったこともあるかと思います。
検査を受け、病院にCPAPの使用をすすめられていないのなら、CPAP以外のもっと簡単な方法で睡眠時の無呼吸を抑える方法があるかもしれません。