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マウスピース治療

無呼吸症候群治療の1つである、マウスピース治療について詳しくご紹介しています。口にはめるだけで効果を得られるなどのメリットや、実歯が少ない人や18歳未満は使用できないなどのデメリットについても目を通しておいてください。

無呼吸症候群のマウスピース治療とは

睡眠時無呼吸症候群の治療のひとつに、マウスピース治療があります。マウスピース治療が適用されるのは、軽度~中軽度の無呼吸症候群。基本的に、重症の患者には適用されません。就寝時に口腔内装具(マウスピース)を装着し、無呼吸の回数を減らしていく方法です。

治療に使用されるマウスピースにはさまざまな種類がありますが、下顎を前方に数ミリほど移動させて固定するタイプが一般的(下顎前方整位型マウスピース)。これにより気道が拡大され、睡眠中の気道の狭窄・閉塞・いびき・無呼吸を防ぐことができます。

また、血圧の低下など全身症状の改善・日中の眠気などの症状を軽減する効果も期待できます。

無呼吸症候群の治療に使用されるマウスピースは、スポーツ用や歯ぎしり防止用のものとは異なります。マウスピース治療で効果を得るには、個人に合わせた適切な噛み合わせのマウスピースをつくることです。

健康や歯の噛み合わせなどのことを考えると、専門の歯科医院で製作してもらうのが賢明でしょう。

マウスピース治療のメリット

マウスピース治療のメリットは、口にはめるだけで効果が得られること。無呼吸症候群治療の主流となっているCPAPと異なり、不快感や身体への負担が少ないこともメリットです。

ただし、症状が軽度~中軽度の方にしかマウスピースは適用されないため、誰でも使用できるというワケではありません。

また、簡単に作れて金額もおおむね安価であることも利点。マウスピースの作製にかかる金額は、保険3割負担の場合で15,000円ほどです。CPAPと違って定期的に通院する必要もありませんし、小型なので旅行・出張・外出先への持ち運び・使用にも便利です。

マウスピース治療のデメリット

上記でも触れたように、マウスピース治療は重症の無呼吸症候群患者には基本的に適用されません。その他にも、以下のケースは不適用となることがあります。

  • 実歯が少ない(上下で20本以下)
  • ひどい歯周病・虫歯で歯がぐらついている
  • 強い顎関節症がある
  • 鼻閉(鼻づまり)・扁桃肥大が著しい
  • 18歳未満である
  • 神経質・寝つきの悪い方

また、下顎を前方へ移動させる程度が不十分だと、無呼吸の軽減効果が満足に得られないことも。

手軽だと思われがちなマウスピース治療ですが、まずは専門医で自分の症状と程度を把握し、適切な治療法を選ぶよう心がけたいものです。

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