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マウスピースによる治療

無呼吸症候群治療の1つである、マウスピース治療について詳しくご紹介しています。口にはめるだけで効果を得られるなどのメリットや、実歯が少ない人や18歳未満は使用できないなどのデメリットについても目を通しておいてください。

無呼吸症候群のマウスピース治療とは

無呼吸症候群のマウスピース治療イメージ
引用元HP:日本大学松戸歯学部付属病院
http://www.mascat.nihon-u.ac.jp/hospital/feature/4-4.html

下あごをずらして気道を拡大

睡眠時無呼吸症候群の治療のひとつに、マウスピース治療があります。就寝時にマウスピースを装着することで、無呼吸状態が起こる回数を減らしていく方法となります。マウスピース治療が適用されるのは、軽度~中軽度の無呼吸症候群。7時間の睡眠の内で30回以上の無呼吸があるなど重度の症状が出ている人には適用されません。

治療に使用されるマウスピースにはさまざまな種類がありますが、一般的なのは数ミリほど下あごを前方に移動させて固定する「下顎前方整位型マウスピース」です。下あごを前にやることで気道が確保され、睡眠中の気道の狭窄による無呼吸を防ぐことができます。

また、血圧の低下など全身症状の改善・日中の眠気などの症状を軽減する効果も期待できます。

無呼吸症候群の治療に使用されるマウスピースは、スポーツ用や歯ぎしり防止用のものとは異なります。マウスピース治療で効果を得るには、個人に合った適当な噛み合わせのマウスピースを作ることが重要です。

健康や歯の噛み合わせなどのことを考えると、専門の歯科医院で製作してもらうのが賢明でしょう。

マウスピース治療のメリット

マウスピース治療のメリットは、口にはめるだけで効果が得られること。無呼吸症候群治療の主流となっているCPAPと異なり、不快感や身体への負担が少ないこともメリットです。

ただし、症状が軽度~中軽度の方にしかマウスピースは適用されないため、誰でも使用できるというワケではありません。

また、簡単に作れて金額もおおむね安価であることも利点。マウスピースの作製にかかる金額は、保険3割負担の場合で15,000円ほどです。CPAPと違って定期的に通院する必要もありませんし、小型なので旅行・出張・外出先への持ち運び・使用にも便利です。

マウスピース治療のデメリット

上記でも触れたように、マウスピース治療は重症の無呼吸症候群患者には基本的に適用されません。その他にも、以下のケースは不適用となることがあります。

また、下顎を前方へ移動させる程度が不十分だと、無呼吸の軽減効果が満足に得られないことも。

手軽だと思われがちなマウスピース治療ですが、まずは専門医で自分の症状と程度を把握し、適切な治療法を選ぶよう心がけたいものです。

バイオプレート治療

バイオプレート治療とは、マウスピース型のプレートを口腔内に装着し、顎を正しい位置に矯正する方法。適切に調整されたバイオプレートを睡眠時に装着すると気道が広がり、睡眠時無呼吸症候群の症状を抑えることが可能です。

薬もメスも使わないまったく新しい治療法であり、プレートをはめるだけという手軽さもメリット。CPAPにありがちな不快感や身体的な負担もなく、コンパクトなので旅行などへの持ち運びも便利です。

バイオプレート治療の実績は10数年以上にのぼり、年間約600人以上の方が治療を開始しています。日本をはじめ、アメリカ・オーストラリア・中国・香港・韓国などで特許も取得している、実績のある治療法です。

バイオプレートの特徴
  • 不快感が少ない・副作用がない
    CPAPは就寝時に鼻マスクを装着し、空気圧やエアチューブを調整する必要がありますが、バイオプレートは口にはめるだけと手軽。薬やメスを使わないため、痛みや副作用もありません。
  • 短期間での治療効果が期待できる
    バイオプレート治療での効果は、早くて数日で実感できるようです(症状・個人差あり)。また、症状が消失すればバイオプレートの装用を中止することも可能。
  • 子供や総義歯の方でも使用可能
    マウスピース治療は18歳未満や総義歯の方は適用されませんが、バイオプレート治療は可能です。
  • 調整・破損の修理が簡単
    バイオプレートは、義歯を製作する際に用いられるレジンという合成樹脂で作られています。レジンは削ったり足したりが簡単にできるため、プレートが合わなくなっても内面を調整することができ、軽い破損にも耐えられます。

保険診療ではありませんが、バイオプレートは一度作ってしまえば長く使い続けることができます。月々のレンタル料や受診料が今後ずっと発生するCPAPに比べると、コストパフォーマンスが優れているといえるでしょう。

現在バイオプレート治療を受けられるのは、バイオクリニック東京(渋谷区)とバイオクリニック大阪(大阪市)のみとなっています。