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睡眠障害とはどのようなもの?

無呼吸症候群や不眠症などに代表される「睡眠障害」とはどのような症状なのか、その詳細について詳しく解説しています。88もあると言われている睡眠障害の種類や、今や国民病であるとされる理由についても必見です。

睡眠障害とは

睡眠障害とは、睡眠の量・質に何らかの問題がある状態のこと。生活習慣や環境、精神的・身体的な障害からくるもの、薬物によって誘発されるものなど、原因はさまざまです。

睡眠障害=不眠というイメージを抱きがちですが、眠れなくなるだけが睡眠障害ではありません。他にも、日中激しい睡魔に襲われる・睡眠中に起きる病的な運動・睡眠リズムの乱れなどが挙げられます。同じ症状でも人によって原因が異なるため、適切な診断と治療が必要となるのです。

睡眠障害は本人が辛いだけでなく、日常生活や社会生活にまで支障を及ぼすことがあります。集中力や記憶力の低下による事故、仕事でのミス、成績の低下などに繋がることも・・・。

また、未治療のまま長期間放置すると生活習慣病や精神疾患(うつ病など)になりやすくなるため、早めの検査・治療が必要です。

睡眠障害の種類

睡眠障害の種類は数多く、「睡眠障害国際分類」によると88種類もの症状が取り上げられています。ここでは、代表的な症状について解説していきます。

不眠症

なかなか寝つくことができなかったり、睡眠の質が著しく悪化している症状を指します。不眠症には、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害の4タイプがあり、複数のタイプが同時に現れることもあります。

症状として挙げられるのは、睡眠時間や質の低下による倦怠感・日中の眠気・集中力の低下・疲労など。日本では20~30歳代に始まり年齢とともに増加。男性より女性に多く見られ、約5人に1人が不眠で悩んでいると言われています。

睡眠呼吸障害

睡眠中に異常な呼吸を示す障害のことで、代表的なものは睡眠時無呼吸症候群(SAS)。主な症状としては、気道の閉塞による大きないびき・無呼吸・睡眠時の窒息感・夜間頻尿・日中の眠気・起床時の倦怠感や頭痛などが挙げられます。

高血圧・脳卒中・心疾患など生活習慣病の引き金となり、放っておくと生命の危険性が高まるので注意が必要です。

過眠症

睡眠をとっているにも関わらず、日中に激しい眠気に繰り返し襲われ、実際に眠ってしまうなどの状態が長期間続くこと。居眠りは30分以内と短いことが多く、覚醒すると一時的に気分はスッキリします。

また、笑う・怒るなどの行動を取ると急に身体の力が抜け、ひどい場合はその場に座り込んでしまうことも。10歳代で発症することが多く、女性よりも男性の方が割合が高いとされています。

今や、睡眠障害は国民病?

ここ10年ほどの間に急増している睡眠障害。厚生労働省の調査によると、成人の5人に1人(1,500~2,000万人)が何らかの睡眠障害に悩んでいるとのこと。その原因としては、24時間社会(コンビニやファミレスなどの増加)・ライフスタイルの多様化・高齢化・ストレスの増加などが挙げられます。

睡眠障害によって生活リズムが乱れると、日中の眠気や倦怠感に襲われる可能性が増加。仕事や運転などにも支障が出て、労働災害や交通事故へのリスクが高まります。

また、睡眠時間は寿命にも影響があると言われており、十分な睡眠時間を確保できないと死亡リスクが高まるとも言われているのです。

健康的な生活は、健康的な睡眠から。「たかが睡眠」とあなどらず、質のよい睡眠を心がけましょう。

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