「いびき時間」を調査しました

ブリーズライト

122分 → 20分

花仙ミニ

122分 → 1分

ナイトミン

122分 → 6分

睡眠時無呼吸症候群の治療navi » 睡眠時無呼吸症候群の治療法CPAP(シーパップ) » CPAPの使用方法

CPAPの使用方法

無呼吸症候群の効果的な治療を行うために、正しいCPAP装置の使い方や手順、使用の際に気をつけておきたいことをまとめています。基本的な使い方はこれでマスターできます。

CPAP装置の使用手順

CPAP装着イメージ
引用元HP:eu-pap.co.uk
https://www.eu-pap.co.uk/system-one-remstar-60-auto-cpap.html

1.電源コードを接続する

電源コードを本体のソケット部分に差し込みます。次に、電源コードを外れにくくするために留め具をセットします。留め具がない場合は、本体を安定した水平な場所に置き、電源コードをしっかりと差し込んでください。

2.SDカードを挿入する

本体にSDカードを挿入できるタイプの場合、データを記録するために挿入口にカードを差し込みます。その際、カードの向きに注意してください。

3.エアチューブを接続する

エアチューブを本体の空気出口に差し込みます。

4.エアチューブとマスクを接続する

エアチューブとマスクを接続します。マスクの組み立て方は種類によって異なるので、付属の取扱説明書の手順に従ってください。

5.電源を入れる

電源プラグをコンセントに差し込みます。すると、画面上に自己診断が表示されます。

6.運転開始

マスクを装着し、本体の「startボタン」を押します。その後、送気が始まります。

7.運転終了

本体の「stopボタン」を押し、マスクを外します。送気が停止したことを確認します。

使用中に口が開いてしまう方の対策

CPAP使用中に口が開いてしまうと、空気の漏れが大きくなり、治療効果が半減してしまいます。CPAPは閉鎖空間に陽圧をかけることで効果がでるので、少しでも穴があると、効果どころか目が覚める原因になるためです。使用中に口が開いてしまう方は、以下のような対策を試してみてください。

1.口にテープを張る

やり過ぎると皮膚がかぶれる原因になりますが、軽く縦にテープを貼るだけでも口の開きを防ぐことができます。

2.チンストラップ(顎バンド)を使う

CPAPとは別に縦型のバンドを装着します。医療機関などでレンタルすることができます。

3.鼻のとおりを良くする

鼻炎のためにCPAPマスクを装着できない場合は、鼻炎薬や吸引ステロイド薬、抗アレルギー薬などを睡眠前に使用することで改善することもあります。

4.フルフェイスマスクを使う

上記1~3を試しても、どうしても口が開いてしまう場合は、鼻と口を覆うタイプのフルフェイスマスクを使う、という選択肢もあります。

睡眠時無呼吸症候群のCPAP治療の流れを、問診~簡易検査・精密検査まで順を追って解説していきます。おおよその費用の目安や、保険適用となる条件についても必見です。

睡眠時無呼吸症候群におけるCPAP治療の流れ

CPAP療法が開始されるまでには、一般的に以下のような段階を踏むことになります。睡眠時無呼吸症候群の恐れがあるからといって、すぐにCPAPを始められるわけではありません

1.受診・問診

無呼吸症候群の検査を行っている病院にて、専門医に相談。自覚症状や眠気などのチェックを行います。

2.自宅での簡易検査(スクリーニング)

簡易型のPSGを自宅に持ち帰り、1~2晩ほど検査を行います。無呼吸の回数・いびきなど呼吸の様子・血中酸素飽和度などをモニタリング。検査結果はAHI(無呼吸低呼吸指数)で表され、その数値によって治療や精密検査の必要性を評価します。

3.PSG検査(入院による精密検査)

簡易検査で異常が認められた場合、医療機関にてPSG検査を受けます。医療機関に1泊し、頭部・顔・身体に必要な機器を取りつけて睡眠状態の詳細をモニタリング。脳波・呼吸・眼球や筋肉の動きなどのデータを収集し、無呼吸症候群かどうかの確定を行います。

4.治療開始・機器の選択

PSG検査で無呼吸症候群であると診断された場合、CPAPやマウスピースでの治療が行われます。CPAP装置には、大きく分けて固定タイプ・オートタイプ・Bilevelタイプの3種類があり、症状によって専門医が選択。

マスクには鼻タイプ・鼻孔タイプ・フルフェイスタイプがあり、頭部の骨格などに合わせて選んでいきます。

5.自宅にて使用開始

使用方法やケア方法をレクチャーされた後は、当日からCPAPを装着して就寝。毎日継続して使用します。

6.月1回の定期検査・メンテナンス

月に1回定期検査を行い、CPAPがうまく装着されているかどうかを診断します。

費用の目安

睡眠時無呼吸症候群の治療は、中等度以上と診断された場合に健康保険の適用対象となります。

CPAP治療は、3割負担の患者さんで自己負担額5,000円/月ほど。必要な機器は、医療機関からレンタルして使用することになります。

ただし、健康保険適用で治療を続けるには、月に1度の定期検査を受けることが必要。これを怠ると保険適用とならないため、注意が必要です。

また、大幅な体重の増減などがあると、装置を再度調整することも。この際には、別途料金が必要となります。

CPAPを快適かつ清潔に使用するためには、定期的な機具の手入れがかかせません。ここでは、マスクやチューブなど機具のメンテナンス方法を期間別に紹介します。

毎日のメンテナンス

1.マスクの水拭き掃除をする

毎日使用していると皮脂やほこりがたまります。ウェットティッシュや水拭き用タオルで、マスククッション(顔に触れる部分)と額パッドを拭いてください。

市販のウェットティッシュを使う場合は、アルコールを含むものは避けたほうがいいでしょう。ゴムとの相性が悪く、劣化が早まるためです。

水洗いすることも可能ですが、洗った後は乾いた布でしっかり水気を拭き取ってください。水が残っている場合、夏などはカビの原因になります。

2.チューブを乾かす

チューブの中が湿っていると、衛生上よくありません。湿っている場合は陰干し乾燥させてください。

週に1度のメンテナンス

1.マスクを分解して水洗いする

マスクを分解します。製品によって違いはありますが、およそヘッドバンド、マスク、接続部分の3つに分解できます。それらを、薄めた中性洗剤で洗い、乾いた布でしっかりと拭き取ります。

乾いたのを確認してから、マスクを元に戻します。空気漏れの原因にならないように、クッションなどをしっかりと組み立てます

2.チューブを水洗いする

マスクと同じように薄めた中性洗剤で洗い、その後、陰干し乾燥させます。夏場は日差しが強いため、直射日光で乾かすと劣化が早くなるので注意してください。

3.ヘッドバンドを洗濯する

ヘッドバンドはネットに入れて洗濯ができます。とくに汗をかきやすい夏場は、定期的に手入れをしないと臭いの原因になります。

ヘッドバンドを交換するタイミングは、粘着部分が弱くなってきたころです。

数ヶ月に1度

1.フィルターをチェックする

CPAP装置のフィルターのチェックをします。環境によって汚れの具合に差異がありますが、フィルターのチェックは定期的に行ってください。

汚れが目立つ場合は、丸ごと水洗いしますが、機種によっては洗浄できないものもあるので、注意してください。

2.消耗品を交換する

マスク、チューブ、フィルターなどは消耗品ですから、定期的に交換する必要があります。マスクとチューブは1年、フィルターは半年に1回程度が目安です。

CPAPの圧力設定のしかた

圧力の設定のしかたには2つのタイプがあります。

事前に自分の症状に合った空気圧を設定しておく固定タイプ、さまざまな状況に自動で対応するオートタイプ、ともに特徴を理解した上で使用すれば効果が期待できます。

【固定タイプ】適正圧がわかる睡眠ポリグラフィ

固定タイプは、自分に適した圧力を設定することができれば、空気漏れを気にすることなく非常に快適に使用することができます。

ベストなのは、終夜睡眠ポリグラフィ検査(PSG)を受け、専門医に適正な圧力を調べてもらうことです。1泊2日の入院検査で、保険適用3割負担で約15,000円。睡眠や呼吸の状態、心電図など10種類ほどの生理機能をチェックするため、正確な空気圧を調べることができます。

一方、適正とはいえ空気の圧力を固定してしまうため、その後の自身の体重の変化やアルコール摂取などの条件の変化に対応できない部分もあります。

PSG検査ができない場合、医師に適正な圧力を推測してもらうという方法もあります。ただし、患者の肥満度やCT画像などいくつかの状況から総合的に判断するため、非常に高いレベルの判断が医師に求められます。

【オートタイプ】上手に付き合えばかなり万能

オートタイプは、下限圧と上限圧の間で状況に応じて空気の圧力を調整してくれるので、上手に使うことができる方には万能だといえるでしょう。しかし、使い方にはいくつか注意が必要になります。

まずは、上限圧を適正に設定することが重要です。この点がうまくできずに上限圧が高すぎると、必要以上に圧力がかかり、苦しくてマスクを外してしまうどころか、最悪の場合、過度の圧力負荷により心不全を起こす可能性もあります。ですから上限圧の設定には、とくに注意が必要です。

またオートタイプは便利な反面、機種メーカーや装具ごとに差異があります。自分の呼吸パターンと相性がいい機種であれば問題はありませんが、そうでなければマスクからの空気漏れなどを調整しなければなりません。

CPAP以外の
無呼吸症候群の対策法