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CPAPの圧力設定のポイント

CPAP療法を行う際、空気の圧力(処方圧)の設定は非常に重要です。適正な圧力で行わないと効果がないばかりか、睡眠中に無意識にマスクを外してしまい、大変なことになるケースもあります。ここでは適正な空気圧を設定するためのポイントを紹介します。

CPAPの圧力設定のしかた

圧力の設定のしかたには2つのタイプがあります。

事前に自分の症状に合った空気圧を設定しておく固定タイプ、さまざまな状況に自動で対応するオートタイプ、ともに特徴を理解した上で使用すれば効果が期待できます。

【固定タイプ】適正圧がわかる睡眠ポリグラフィ

固定タイプは、自分に適した圧力を設定することができれば、空気漏れを気にすることなく非常に快適に使用することができます。

ベストなのは、終夜睡眠ポリグラフィ検査(PSG)を受け、専門医に適正な圧力を調べてもらうことです。1泊2日の入院検査で、保険適用3割負担で約15000円。睡眠や呼吸の状態、心電図など10種類ほどの生理機能をチェックするため、正確な空気圧を調べることができます。

一方、適正とはいえ空気の圧力を固定してしまうため、その後の自身の体重の変化やアルコール摂取などの条件の変化に対応できない部分もあります。

PSG検査ができない場合、医師に適正な圧力を推測してもらうという方法もあります。ただし、患者の肥満度やCT画像などいくつかの状況から総合的に判断するため、非常に高いレベルの判断が医師に求められます。

【オートタイプ】上手に付き合えばかなり万能

オートタイプは、下限圧と上限圧の間で状況に応じて空気の圧力を調整してくれるので、上手に使うことができる方には万能だといえるでしょう。しかし、使い方にはいくつか注意が必要になります。

まずは、上限圧を適正に設定することが重要です。この点がうまくできずに上限圧が高すぎると、必要以上に圧力がかかり、苦しくてマスクを外してしまうどころか、最悪の場合、過度の圧力負荷により心不全を起こす可能性もあります。ですから上限圧の設定には、とくに注意が必要です。

またオートタイプは便利な反面、機種メーカーや装具ごとに差異があります。自分の呼吸パターンと相性がいい機種であれば問題はありませんが、そうでなければマスクからの空気漏れなどを調整しなければなりません。

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