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CPAPとPEEPのちがい

CPAPとPEEPの違いと関係性を紹介します。どちらも呼吸管理をするための機能ですが、具体的な違いはなんなのか、どんな関係があるのか、この2点を中心にお伝えします。

CPAP(持続式陽圧呼吸療法)とPEEP(呼気終末陽圧)の違い

CPAP、PEEPともに呼吸管理法のひとつですが、違いはその機能にあります。

CPAPは「呼吸時の気道内圧を適正に保つために、圧力を調整する」という機能です。一方、PEEPは「息を吐く時に肺胞がつぶれないようにするために、気道内圧を下げない」という機能です。

もう少し詳しく説明していきます。

CPAPは呼吸時の空気の通りを良い状態に保つために、気道内圧を常に適正に保ち、調整してくれる機能です。無呼吸症候群の患者の方には、気道内圧が低く、呼吸をしても空気の通りがよくない方がいらっしゃいます。その場合に、CPAPを用いて、気道に適正な圧をかけ、空気の通りをよくするのです。

とくに、オートタイプのCPAP装置の場合、あらかじめ上限圧と下限圧を設定すれば、自動で圧力を調整してくれるので、快適な睡眠を得ることができます。

オートではなく固定タイプの場合は、空気の圧力を設定する必要がありますが、適正圧を設定するのが難しい方もいらっしゃいます。そのようなときは医療機関の検査で、さまざまなデータから自分に合った空気圧を調べてもらうことができるので、活用してみるのも選択肢のひとつです。

CPAPの目的が「空気の通り道を確保すること」であるのに対して、PEEPの目的は「肺胞をつぶさないこと」にあります。

呼吸器患者の方の中には、肺胞がつぶれやすい方が多く、つぶれてしまうと呼吸が困難な状態に陥ります。肺胞とは風船のようなもので、一定の内圧をかける必要があります。気道の内圧が下がり、肺胞がつぶれそうになった時に、気道内圧を高めてくれるのがPEEPの役割なのです。

CPAPとPEEPの関係性

ともに呼吸換気方法であるCPAPとPEEPは、どのような関係にあるのでしょうか。

CPAPの換気法を機能させるためには、常に一定のPEEPを加えたままにする必要があります。人工呼吸器から離脱過程にある方、または自発喚起は十分に可能だが酸素化に障害がある方が、その換気法を行います。

肺胞をつぶさないようにPEEPで呼気の気道内圧を管理しながら、CPAPで常に一定の空気圧を調整する、という使い方が一般的です。

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