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保険適用について

継続的な治療が必要な無呼吸症候群の治療には、長い目で見ると結構なコストがかかります。気になる保険適用について、しっかり理解しておきましょう。

CPAP治療の保険適用基準

CPAPの保険適用には基準があります。

その基準は、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)という検査でAHIが20以上、または簡易型PSGでAHIが40以上というものです。

PSG検査とは、1泊2日の入院検査で、保険適用3割負担で約20000~50000円。睡眠や呼吸の状態、心電図など10種類ほどの生理機能を医者がチェックし、自分の症状の度合いを確かめることができる検査です。医療機関のレベル、検査の内容に応じて費用が変わります。

また、AHIとは1時間あたりに無呼吸状態(低呼吸も含む)がどれくらいあるかを指数化したもので、この数値が高いほど重症ということになります。AHIが0~4は正常、5~14は軽症、15~29は中等症、30以上は重症になります。

CPAP療法は1998年から保険適用が始まり、現在では睡眠時無呼吸症候群の有効な治療法として注目されています。

検査は保険が適用されるが高コスト

無呼吸症候群の検査には保険が適用されます。

3割の自己負担で、簡易検査が3000~4000円、上述した精密検査(PSG)が20000~50000円が相場です。

精密検査の費用が高いのは、無呼吸症候群は合併症を引き起こしやすいので、高血圧・糖尿病・心不全・不整脈の検査を併せて行う場合があるからです。また、検査は個室で行われることが多いため、入院費に加え、その他の費用がかさむのも費用が高い理由です。

治療も保険が適用されるが長期的には費用がかさむ

無呼吸症候群と診断され治療を開始した場合、毎月かかる費用は診察代とCPAPレンタル料をあわせて5000円程度です。これは保険が適用され、3割負担の場合です。

無呼吸症候群には完治療法はないとされており、そのため、継続的にCPAP治療を続ける必要があります。患者には月1回の診察通院が義務づけられていて、1年間で6万円、5年間で30万円です。

対して、海外から個人輸入もしくは個人輸入代行という方法で、CPAP装置を購入する場合、ものにもよりますが、およそ15万~40万円程度です。

使った経験がないものをいきなり購入するリスク、その対処法は国内も海外も同じなので、個人輸入という選択肢をとる方も増えてきているようです。しかし、個人輸入したCPAPを所有していることが医療機関に知られると、その後、健康保険が使えなくなるという話もあります。

CPAP治療は対処療法のために長期にわたって行われます。気になる治療費や機器のレンタル代はいくらなのか?検査代についても詳しく解説しています。

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検査は簡易検査と精密検査の2段階

無呼吸症候群の検査には、簡易検査と精密検査の2種類があり、どちらも保険が適用されます。

簡易検査は3割の自己負担で3000~4000円程度。これは呼吸器科やクリニックから1~2晩借りる簡易器具のレンタル代で、自宅で普段どおり寝ながら状態をチェックすることができます。

通院の必要がないので、仕事や日常生活に支障をきたさず、気軽に検査をすることができます。

簡易検査の結果、さらに詳しい検査が必要な場合、精密検査が必要となります。費用は3割の自己負担で20000~50000円程度

1泊2日の入院検査となり、寝ている間に医師や専門の臨床技師などがデータを見て、睡眠と呼吸の質をチェックしていきます。入院検査ではありますが、最近では仕事などへの支障が少なくなるように、仕事帰りにそのまま入院し、朝の出勤前に退院できるように配慮されている医療機関も増えてきています。

検査代に差があるのは、無呼吸症候群の検査の場合、個室で行われることが多いためです。予め、どの程度の費用が必要になるかを問い合わせておくと安心でしょう。

毎月1回の通院とCPAP機器のレンタルで5000円程度

治療方法にはCPAP治療とマウスピース治療の2種類があり、どちらも保険が適用されます。

CPAP療法の場合、月に1度は必ず通院する必要があり、診察料とCPAP機器のレンタル代がかかります。3割の自己負担で5000円程度です。

ただし、CPAP療法の保険適用には条件があり、精密検査で「AH120以上」(1時間に10秒以上の呼吸停止が20回以上ある)の場合に認められます。

ちなみにCPAP機器の個人所有は、日本ではまだ認知が拡がっていないのが現状です。

長期的なコストを抑えるために効果的という理由で、安易に海外からの個人輸入に手を出すと、故障時や不具合が出た時に苦労する可能性もあります

一方、軽症の場合は、マウスピース療法も選択できます。3割負担の場合、およそ15000~20000円で自分の歯型に合ったマウスピースを作成してもらうことができます。マウスピースを装着し、睡眠中にあごを突出させるやり方で、CPAP療法のように毎月通院する必要はありません

無呼吸症候群の根治療法はないとされており、軽症のうちに悪化を防ぐためにも、早期発見が非常に重要です。

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